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  • 2010.04.22 Thursday
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サリーの帰る家

評価:
エリザベス オハラ
さえら書房

  アイルランドのサリーは十三歳で父がなくなり、家の農場は借地代が払えなくなってしまった。そこで、母は泣く泣く、サリーとケイティの姉妹を女中に出すことにした。
 働き先では、もうすぐ赤ちゃんが生まれる奥さんと、イマイチ家族を大切にしてない父親と、幼い子ども達がいて、家事を一手に引き受けることとなった。
 辛い仕事とホームシックで泣き濡れていたサリーだったが、奥さんが産後が良くなくて寝込んでしまい、父親が遠くの病院に連れて行っている間、一人で頑張ることによって、子ども達への愛情や、周りの人との人間関係が出来上がってゆく。新たな自分の居場所として、感じてゆくサリー。
 最後、サリーの活躍によってご褒美がもらえ、クリスマスには実家に帰るのを許されるのだった。

 児童文学ど真ん中な、頑張る女の子の話です。でも、嫌味なところはないです。エピソードが無理がないし、割と色んな出来事が起こるので飽きません。女の子がドキドキする気持ちが、よく伝わって来ます。文章も落ち着いていて、良い感じです。冒険は日常の中に充分あるんだな、という力作。

楽しいスケート遠足

  昔のオランダのお話。主人公は男の子と女の子の双子の小学生。オランダでは、冬がやってくると、池も運河も凍ってしまって、そこをスケートですべるのを皆楽しみにしているのだそうで、この2人の小学校でも、金曜日はスケート遠足にします!となったのです。
 みなで運河を滑っていくと、出店が出てて、美味しい軽食を食べたり、普段行ったことのない都会の町に寄ったり! 途中男の子が薄い氷を割ってしまって、落ちてしまい、近所の民家に助けられ、クラスでパンケーキをごちそうになったり、帰り道に教会に閉じ込められたり。でもそうしたことで、内気なクラスメートと友達になったり。
 もう児童文学のお手本!!な本。非の打ち所がないため、装丁も今風の要素なし(笑) これを手にとってもらうのが大変なのよねぇ…。さしあたり、来年の冬の本コーナーに出すのは決まりかな。

楽しいスケート遠足

  昔のオランダのお話。主人公は男の子と女の子の双子の小学生。オランダでは、冬がやってくると、池も運河も凍ってしまって、そこをスケートですべるのを皆楽しみにしているのだそうで、この2人の小学校でも、金曜日はスケート遠足にします!となったのです。
 みなで運河を滑っていくと、出店が出てて、美味しい軽食を食べたり、普段行ったことのない都会の町に寄ったり! 途中男の子が薄い氷を割ってしまって、落ちてしまい、近所の民家に助けられ、クラスでパンケーキをごちそうになったり、帰り道に教会に閉じ込められたり。でもそうしたことで、内気なクラスメートと友達になったり。
 もう児童文学のお手本!!な本。非の打ち所がないため、装丁も今風の要素なし(笑) これを手にとってもらうのが大変なのよねぇ…。さしあたり、来年の冬の本コーナーに出すのは決まりかな。

園芸少年

 高校一年生の男の子は、見かけは不良だけど、案外いい奴と出会う。部活も帰宅部でブラブラしていようと思っていたのに、成り行きで園芸部に入るが、植物が自分の手で生き生きしていく感じにハマっていく。
 そこに、保健室登校の同級生の男の子と出会い、彼も手伝ううちに、魅力にハマっていき、仲良くなる。
 いじめられないために、目立たず、保身ばかり考えて、もめ事から逃げていた主人公が、何かを大事に思い、守るようになるお話。

世界がぼくを笑っても

世界がぼくを笑っても
笹生 陽子
講談社
売り上げランキング: 85918


 中学二年生の男の子ハルト君が主人公。両親が離婚して、父親と2人暮らし。臨時でやってきた担任教師が、かなり駄目駄目な奴。それが学校菜園をやると言い出して、なんか、気の毒な感じで手伝ったり。特定の友達もウザくてつくってなかったら、オタクな2人が妙に話しかけてきたり。
学校の裏HPを見てたら、前年度に悪い不良のせいで学級崩壊したことがあり、そのスレが残っていた。そんななんとなくやる気なく過ごしていたら、その不良が、畑を荒らしにやってきて……。

 なんということはないのに、とても面白く読める。やっぱり上手い。男の子の、なーんとなく、ウザいことは嫌〜みたいな感じが、でも根っこは優しい感じが可愛い。友達なんて別に、って思ってても、気がついたら、皆が助けてくれてたりして、悪くないなって、ラストが爽やかです。

タイムチケット

JUGEMテーマ:読書
タイムチケット (福音館創作童話シリーズ)
藤江 じゅん
福音館書店
売り上げランキング: 152926

 マサオ君は、切符を集めるのが趣味のしぶい小学生。発券日が4並びの切符を探している。そんなある日、タイムスリップできるタイムチケットを手に入れる。期限は3時間…だったかな。そのくらい(笑) そこで、憧れの昭和44年4月4日に行って、切符を買おうと思ったんだけど、着いた場所は自分の家で、そこには男の子…後の父親がいた! 44年の町は今とは全然違って面白い!!…という描写なのだけど、私には分からないでもないのが悲しい(笑)
 2人で駅に向かうのだが、あちこちから邪魔の手が……。そこで、マサオ君が剣道に出会ったり、お父さんが獣医になるきっかけができたりする。
 タイムトラベルもののお見本みたいなきっちりした、最後のオチが心温まる。うまいな〜!

かりんちゃんと十五人のおひなさま

 かりんちゃんは仲良し3人組の女の子の1人。おひなさまの季節になって、自分は置物二つだというのが、残念だった。友達の家は何段も揃ってるのに。もう1人のお家のおひなさまは、古い手作りで、豪華なのをもっている友達は、内心バカにしたりして、3人はぎくしゃくしてしまう。
 そんな中、かりんちゃんはおばあちゃんの古いお雛様をもらう。そして夜、人形達が喋ったり動いたりしているところを目撃してしまう。その内、五人囃子の笛が無くなってしまって…。
 お雛様は豪華さを寄贈ものではなく、子どもに対する愛情が込められたものだ、という、メッセージが嫌み無く書かれていて、面白い。人形が動き出すという物語は色々あるが、西洋のお話とは違って、それぞれ役割があって一揃いになっているところが、面白かったです。

ハートビート

評価:
シャロン クリーチ
偕成社
 カバーが可愛くない〜(>_<) これ、カバー外したら赤くて可愛いので、ぜひ! おすすめ! 中のイラストも可愛いし。12の女の子が主人公で、散文詩で描かれるので、1pあたりの文字数が少なくて、とっても読みやすい(笑) いや、本当に、文章のリズムがすごく可愛くて楽しい。それでいて描かれているテーマは、命であり、具体的には、弟の生まれるまでと、少しずつ老いてゆく祖父。主人公は走ることと絵を描くことが好き。リンゴの絵を何十枚も描く宿題をもらって、上から下から色々書いて、色んな見方が出来ることに気づいたり。走ることでは、元々ただ楽しいから走っているのに、ジョギング仲間の男の子に、競技に出ろ、出ないのは逃げだ!みたいなことを言われて、なんでよー!とケンカしたり、でも男の子の試合は応援したり。女の子の感受性がすごくみずみずしくて、素敵な作品でした。

永遠に生きるために

 白血病で後数ヶ月と言われているサムのお話。中学生くらいなのかな。サムは家庭教師の先生に、何か物語を書いたら〜と言われて、日記を綴り始める。サムは、死んだらどうなるんだろう? どうして子どもが病気で死ぬんだろう?ということを、考えたり、友達の男の子と言い争ったり、まだ見ちゃいけないホラー映画を盗み見たりお母さんに怒られたり、すごく…気持ちの元気な子。本当に。こんなの本当にあるの?って思うくらい、素直に自分の置かれた状況を真正面から考えてる。お父さんやお母さんの気持ちの揺れや変化も見ている。
 その友達が体調を崩した。お見舞いにも行けなくて荒れるサムだが、いよいよ危ないということで、お見舞いに行く…息を引き取る。大人達はサムを友達の死から遠ざけようとするが、サムは亡骸に会いに行き、お葬式にも出るという。最後の雪を皆で楽しく雪そりして遊ぶ。夢のリストを作っていたのを、実現させてみる。皆に思い出の品を作る。日記の最後が、自分が死ぬところは書けないということに気づいて、サムは、後で誰かが丸をすればいいだけにしておくのだった。サムの死んだ場所は? 1・家、2・病院というように。
 悲しいお話だが、それよりも、少年のきらめき、家族への愛、夢が心に残る作品。

すりばちの底にあるというボタン

 すりばち状になっている土地に住んでいる晴人は、叔父から、伝説を聞く。すりばちの底にボタンがあって、それを押すと望みが叶うという。一方、女の子2人は、ボタンを押すと、底が抜けて街が壊れると伝え聞いていた。出会った二組は、その違いにびっくり。内緒にしておこうと決めたのに、街ではどんどん広まってしまう。そこで誰よりも先に見つけようと、探し始めるのだった。
 伝説というか、怪談というか、ありえないんだけど、ちょっと信じてしまう…みたいな、微妙な感じがとても不思議で面白い。伝説を前にして、自分はどうしたいのか、考える主人公達。雰囲気のとても良い、目に光景が焼き付くような物語でした。
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